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ぽこにっき東京理科大学を拠点に活動する劇団ポコポコオフィシャルブログです

2018-11.21 Wed刺青  [矢島 朱海]

Time[11:55] Comment[0] Trackback[0]

一体いつから俺が45期矢島だと錯覚していた?
45期矢島です。

読書の秋が来ました。マイブームイズ読書。読書の飽きが明けたんですねぇ(激ウマギャグ)

谷崎潤一郎はその内に秘める美意識を文に起こす面において天才だと考えます。
彼は誰よりも純粋にこの世の女性の美しさに目をやっていたのでしょう。どこの部位を見ても美しいと感じる。存在そのものに付随する美を。

刺青という小説の中でこんな一文があります。「拇指(おやゆび)から起って小指に終る繊細な五本の指の整い方、江ノ島の海辺で獲れる薄紅色の貝にも劣らぬ爪の色合い、珠のような踵の円味(まるみ)、清冽な岩間の水が絶えず足下を洗うかと疑われる皮膚の潤沢。この足こそは、やがて男の生き血に肥え太り、男の骸を踏みつける足であった。この足を持つ女こそは、彼が永年たずねあぐんだ、女の中の女であろうと思われた。」

刺青師の清吉が、永年妄想していたこの世で最も美しい女に見蕩れるシーンですね。
まぁよくもこんなにも足だけで文が描けるものです。しかし彼には簡単なことでした。何故なら、無限に深い美の世界の入口をその足に定め、後は奥へ奥へと進むだけでいいのですから。脚フェチってレベルじゃねーぞ!!

刺青、谷崎潤一郎の処女作にして傑作。短く体力も要らないので、気が向いたらみなさんも読んでみてください。芸術家と谷崎潤一郎が嫌いになります。(もしあなたが変人であらば、その限りでは御座いません。)

なんか初めてそれっぽいブログかけた気がします。あと、これは絶対後で自分で読んで恥ずかしいやつだと思いました。了


11/25(日)14:00~
講義棟にて公演をやるので是非いらしてください。
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